道しるべ
突然ですが 皆さん 人生においてのターニングポイントってありますか?
今回は 僕の過去も交えながら 書いていきたいと思います 僕が人生において ターニングポイントとなったときは 遡っていくと 小学校を卒業した春休み 卒業したばかりの母校に行き 小学校の先生に相談をしたときです 当時僕は バレーボール 野球 ミニバスケットをしていました 中学校のバレーと野球部の先生に 誘われていたんですけど 迷っていたんで 小学校の先生に相談に行ったんですね そしたら まさかの 「トモアキはバスケ部に入るのがいいよ」 この一言で バスケ部に決めました ここが 僕のターニングポイント!! そして中学を卒業し 高校のバスケ部に入り そこで 憧れというか尊敬していた先輩と出会ったんですね その先輩が 「美容師になる」 という事で 僕も美容師になったというわけです ・・・・・・ ざっくり 簡単に僕の人生のターニングポイントを書きましたが 美容師としてのターニングポイントも しっかりあるんですね それは スタイリストになって少ししてから・・・ サロンの同期では1人だけ 高卒入社だったので 早く差をうめるように とりあえず練習に励みました! もともと負けず嫌いな性格だったので 朝も夜もやってた記憶があります お世辞にも指先が器用ではないので そこを日々の鍛錬でカバーしてたのですが 少しできるとすぐに天狗になる性格でもありました だから スタイリストになったときは 確信は無いくせに自信はあったんです でも講習に参加した時 その講師の方に カットを見てもらって 一言こう言われたんです 「だから君は売れないんだよ」 もう びっくりしましたよ 初対面で 何も僕のサロンワークを見ていないのに いきなり言ってきたので・・・ 僕も変なプライドと自信があったので カチンときたのですが 講師にカットウィッグをチェックされて納得しました 今思えば スライスの取り方、コーミング、カットライン 全て適当だったなと思います でも ここが僕の美容師人生のターニングポイント 何かチェックしてもらう時 自信満々な僕でしたが それ以降 特にその講師の先生に見てもらう時は 心臓がバクバクしていました それから 毎月見てもらい 1年ぐらい経った時 その先生にこう言われたんです 「平井君 最近お客さん増えてきてるでしょう?カットが上手になったね」 素直に「ありがとうございます」とだけ言いましたが 本当は泣きそうでした。 毎月緊張しながら見ていただいた方に 認めていただけたから・・・ あの時本当に 率直に「下手!」という烙印を押してもらって 僕は成長しました それから15年ぐらい経ち もちろん技術の向上に余念はありませんが 僕も教える立場です あの時 講師の先生がいてくれたから 今の美容師平井が 成り立っている バンコクの若い美容師さんが タイにいても成長できるように そして ただ切れるだけでなく しっかり 「売(頼ら)れる美容師」になるように 一言一言を 大事に気持ちを込めて 教えています 彼らがどのくらい僕の言っている事、伝えたい事を理解してくれているかわかりませんが 僕の人生を変えてくれた方々のように 誰かしらの 道しるべになれたらな と思います あなたの ターニングポイントはいつでしょうか? 思い返すと もっと 人に感謝できるのかもしれませんね 長文におつきあい頂き ありがとうございました